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アクセサリー基礎知識〜その4〜シルバー(銀)に関して

投稿者: g-iron-order 投稿日: 2019年7月30日

HOME> アクセサリー・ジュエリー豆知識 > アクセサリー基礎知識〜その4〜シルバー(銀)に関して
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アクセサリーについて改めて知っておこう!という事で始めた「アクセサリー基礎知識」ですが、

  • 第1回 アクセサリーとは?
  • 第2回 アクセサリー(ジュエリー)に使用される素材(貴金属)に関して
  • 第3回 ゴールド(金)について

と書いてきました。
今回で第4回となりますが、今回はG-IRON SILVERWORKSの屋号にも使われている原点ともいうべき素材、シルバー(銀)について書いていきたいと思います。

アクセサリー基礎知識

今回は銀。つまりシルバーに関して。
獅子 帯留め

銀(SILVER・Ag)について

原子番号47番目の元素。元素記号はAg。
金と同様、非常に古くから人類の生活と密接に関係している素材で、古代、銀が発見された頃は金よりも価値が高いとされていました。
その後精錬技術の向上により、生産量が増加して銀の価値は金に比べると下がっていった様です。

電気伝導率、熱伝導率は全金属中最大で、可視光線の反射率も同様に最大。
なので、磨けば磨くほど美しく輝く、という特徴があります。
また、金には劣りますが非常に高い展延性を持っていて、非常に薄く、細く伸ばすことができます。

銀の表記は1000分率

金が24分率で表記されるのに対し、銀は1000分率(パーミル – ‰)で表記されます。
他の金属が混じっていない純銀の状態(99.99%)をSV1000と言い、他の金属が混じるごとにその数字が減っていきます。
例えばSV950。これは95%シルバーの銀合金、ということです。

なぜ他の金属を混ぜるのか?

では、何故アクセサリー・ジュエリーに使用されるシルバーの多くが純銀ではなく、他の金属が混ぜられているのか?
それはゴールドと同じ理由で、純銀の状態では非常に柔らかく、アクセサリーとして使用するには不向きだからです。
他の金属を混ぜる事で硬くし、アクセサリーとしての使用に耐えうる強度にしている、という訳です。

ただし、純銀のアクセサリーが全くないか、と言うとそうではなく、純銀製のアクセサリーも存在します。
混ざり物がない分可視光線の反射率が高いので、光沢があり美しい反射になる訳です。
ただ、950や925に比べてやはり柔らかいので、使用には多少の注意が必要になります。
美しい反射を取るのか、強度を取るのか、好みは人それぞれですね。

リング6
シルバーアクセサリーで多く使われるSV925は92.5%の銀合金。
残りは基本的に銅が混ぜられますが、他の地金を混ぜて色を変化させたりしています。
※カラーシルバーに関しては後述します。

SV925(STERLING SILVER)について

SV925、つまり92.5%シルバーの銀合金は「Ag925」などと表記されたり、単純に「925」のみの表記だったりする場合もあります。
アクセサリーやジュエリーの刻印としては「925」「SILVER925」「SV925」「STERLING」などになります。

    また、SV925の事をスターリングシルバー(STERLING SILVER)と呼びますが、これは12世紀頃、東ドイツの貨幣鋳造家Easterlingがイギリスで銀貨の鋳造を教えたことから、この品位をスターリングと呼ぶようになったことに由来します。
    その後イギリスの法定品位となり、長い間(1920年まで)イギリスの銀貨は925、つまりスターリングシルバーで製作されてきたということです。

    スターリングシルバーの特徴として、適切な熱処理を行うと時間とともに硬さを増す「事項硬化性」が非常に強く、そういった部分でも古くから飾りや食器などに使用されてきました。

    そして、スターリングシルバーの決まりとして、シルバーに対する割金が「銅のみ」という事があります。
    その他の金属(亜鉛、ニッケルなど)を混ぜたものは基本的にはスターリングと呼びません。
    ただ、現在では925=スターリングというのが一般的で、割金が銅のみという部分はあまり重要視されていない様です。

    銀の純度による違い

    そのほかの純度のシルバーも簡単に紹介していきましょう。

    Silver1000(SV1000)

    まずはSV1000。つまり純銀。925をスターリングシルバーというのに対し、こちらはピュアシルバーなどと呼びます。正確な純度でいうと99.8%以上。
    ほとんど他の素材、つまり不純物が入っていない純粋な銀と言えます。
    現在では1000という表記は使わず、999という表記になります。(2012年以降)

    上記の通り柔らかいので華奢なアイテムには向きませんが、ある程度のボリュームのあるアイテムでシンプルなものであれば美しい光沢が楽しめます。
    また、純度が高いほど金属アレルギーが出にくいので、アレルギー対策のアクセサリーとしても用いられます。

    Silver950(SV950)

    95%銀。ブリタニアシルバーと呼ばれたり、日本では「五分落ち」と呼ばれたりします。
    ※正確にはブリタニアシルバーは95.8%シルバーになります。
    純銀よりも硬くアクセサリーに向いています。
    シルバーの板や棒など、一般的に流通しているのは950が多く、地金を直接加工するのに向いていると言えます。

    地金での加工に向いているため、鍛金や彫金などで製作されるアクセサリーに多く使用されています。

    Silver925(SV925)

    上記の通り92.5%銀の銀合金。スターリングシルバー。
    加工のしやすさ、鋳造のしやすさなどから現在のシルバーアクセサリーの主流となっています。
    G-IRONでも特にご要望のない場合はSV925で製作させていただいております。

    Silver900(SV900)

    90%銀。コインシルバーなどと呼ばれます。
    アクセサリーよりも名前の通りコインなどに使用される事が多い地金です。

    Silver800(SV800)

    80%銀。ジャーマンシルバーなどと呼ばれます。
    純度が低い分硬く、筆記具や一部の食器などに使用されます。
    ちなみに、「洋白」という金属もジャーマンシルバーと呼ばれるので、混同しがちですが、あちらは洋白、こちらは80%シルバーになります。

    カラーシルバーに関して

    シルバーもゴールドと同じ様に割金の配合を変えることで、素材自体の色を変えたものが存在します。
    例えばピンクシルバー。
    銅の配合比を増やすほどピンク色が濃くなります。
    ちなみに、ピンクシルバーの配合比は銀が40%程度で銅が57%程度。その他はパラジウムや金などが混ぜられています。
    つまり、銀よりも銅の方が割合が多いんですね。
    そのため、強度は925などに比べるとかなり固いですが、変色しやすいのでその分メンテナンスが必要になります。
    ↓ピンクシルバー
    PINK SILVER RING
    そのほかにもイエローシルバーという銀が50%、銅が35%、亜鉛が15%の銀地金などもあります。

    ↑の画像の一番下、925のトップと比べると色の違いが分かるかと思います。

    ゴールドと比べると種類は少ないですが、上記の様にシルバーでも色々なカラーがあるんです。
    ご希望のカラーシルバーでの製作ももちろん承っておりますので、ご希望の場合はご連絡いただければと思います。

     

    さて、今回もなんだかんだと長くなりましたが、シルバーに関しては以前の記事でも書いていますので、興味のある方はそちらも見てみてください。
    オーダー可能な素材&シルバーの表記について
    燻し(いぶし)に関して

     

    ゴールド、シルバーときましたので次回はプラチナに関して書いていきたいと思います。

    という訳で次回もお楽しみに!

     

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    カテゴリー: アクセサリー・ジュエリー豆知識ブログ素材(Material)に関して銀・シルバー
    タグ: アクセサリー基礎知識シルバーシルバー(銀)について豆知識

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