前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました。
オーダーのお問い合わせは相変わらず多く、実際の製作はもちろん、打ち合わせ&デザイン製作などで忙しくさせていただいております。
オーダーメイドアクセサリーの製作は時間とそれなりの金額がかかります。
通常は「製作を開始してから2ヶ月間」のお時間をいただいておりますので、オーダーの際は時間に余裕を持って、お問い合わせください。
ゆっくり打ち合わせやデザインの製作を考えると、ご希望の納期から3ヶ月前頃が良いかと思います。
さて、それでは今回もアクセサリー基礎知識について書いていきます!
アクセサリー基礎知識
前回の記事では、アクセサリーとはなんぞや?ということに関して簡単に説明しました。
装身具としてのアクセサリーという大きい枠の中に貴金属や宝石を用いたジュエリーというジャンルがある、という感じ。
今回は、アクセサリー(ジュエリー)で使用される素材(地金)に関して、簡単に紹介していきたいと思います。
ジュエリーで使用される素材(地金)について
上にも書きましたが、アクセサリーの中でもジュエリーは貴金属を用いて製作されたもの、という説明をしました。
では、貴金属とはなんでしょうか?
まずは貴金属に関して簡単に説明したいと思います。
貴金属とは?
貴金属とは、その名の通り「貴重な金属」と考えていただいて良いと思います。
存在自体が希少なもの、つまり産出量が少なく、そして耐腐食性がある(=酸化しにくい)のが貴金属の特徴です。
一般的には金 (Au)、銀 (Ag)、白金 (Pt)、パラジウム (Pd)、ロジウム (Rh)、イリジウム (Ir)、ルテニウム (Ru)、オスミウム (Os) の8つの元素を指します。
その中でもジュエリーに用いられる金属としては、金、銀、白金(プラチナ)、パラジウムとそれらの合金と「国際貴金属宝飾品連盟」で定められています。
また、他にロジウムはメッキの素材として広く使われています。(ホワイトゴールドの表面も一般的にはロジウムメッキ)
ルテニウムもブラックルテニウムメッキなどで使用されますし、さらにイリジウムやルテニウムはプラチナ(白金)の割金として用いられます。
もちろん貴金属はジュエリー以外にも様々な用途があります。
電子部品、工業用科学触媒、医薬品など、様々な分野で使用されています。
そんな貴金属の中から、ジュエリーで使用されるメインの素材ー金、銀、白金(プラチナ)ーについてそれぞれ説明していきますが、それぞれの素材を紹介する前にもう一点重要な点を。
アクセサリーやジュエリーで使用される貴金属は(基本的に)100%その素材のみ、つまり他に混じり物がない状態(純金など)では無く、他の金属が混じった状態のものが使われる(18金など)、ということを説明したいと思います。
ジュエリーに使用される貴金属の純度
なぜジュエリーに使用される貴金属の純度は100%(つまり他に混じり物がない状態)では「ない」のか。
それは、シルバーにしても、ゴールドにしても、プラチナにしても、他に混じり物がない純粋な状態では、柔らかすぎるためです。
柔らかすぎて傷がつきやすかったり、曲がってしまったりしてしまう訳ですね。
その為、他の金属を混ぜて合金にする事で強度を上げ、ジュエリーとして使用可能な状態にしている訳です。
詳細はそれぞれの地金で説明しますが、
純金が「24金」と呼ぶのに対し、75%が金、その他の金属が25%混じったものを「18金」と呼んだり、
90%のプラチナに10%その他の金属が混じったものをプラチナ900と呼んだりします。
それぞれの素材によって表記や混ぜる割合などが変わってきますので、その辺りも含め、金銀プラチナに関して説明していきたいと思います。
※全てのジュエリー、アクセサリーが合金というわけでは無く、中には純銀のアクセサリーや純プラチナのジュエリーなども存在します。
基本的には合金ですが、アレルギーなどを考慮し、純度の可能な限り高いジュエリーもありますので、一応説明しておきます。
という訳で、それぞれの説明は次回!
続きをお楽しみに!
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