オーダーメイドネックレスの作り方〜その5〜

                                
2016.06.30

オーダーメイドネックレスの作り方〜その5〜

ORDERMADE MANEKINEKO PendantTop1_5
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今回からまたオーダーいただいたネックレス(ペンダントトップ)の作り方紹介に戻りましょう。

前回完成したワックス原型がこちら↓
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この段階では土台となる板と招き猫は別々のパーツで作られていて、仮に置いてある状態で、実際の組み立てはキャスト後、シルバーになってから行います。

キャスト上がり

キャストが完了してシルバーになった状態を「吹き上がり」と言いますが、それがこちら。
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吹き上がりの状態はまあまあといったところでしょうか。

裏面はこんな感じ↓
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(ちょっと反射しちゃって見づらいですね)

おさらい程度に、キャスト(鋳造)とは一体どういった技法なのか、簡単に説明した動画がありますので貼っておきます。
参考にしてみてください。

ちなみに、今回はキャスト後に酸洗い〜バレル研磨まで行っているので、銀色になっていますが、
バレル研磨を行っていない酸洗いしただけの状態だと真っ白。
通常キャスト屋に依頼するとき、バレル研磨の有無は事前に伝えておきますが、何も言わなければ通常バレル研磨アリで対応してくれます。

※酸洗いとは、シルバーに火を当てることで発生する酸化皮膜を除去するために、硫酸に付ける事。
通常の酸化皮膜は10倍希釈程度の濃度の硫酸や「ディクセル」と呼ばれる薬品に数分漬けレバ除去できますが、
キャスト時に発生した酸化皮膜は強力なので、沸かした硫酸で煮る、などの方法が必要になります。

ちなみに、沸かした硫酸から発生するガスは非常に人体に有害です。専門家の立ち会いのもと換気をしっかりとしてから行ってください。
って普通は硫酸を沸かしたりしないですよね(笑)

湯道を除去する

作業内容としては、それぞれのパーツの傷取り〜組み立て(ロウ付け)〜磨き・仕上げとなりますが、
まずは一番最初に「湯道」の除去からはじめます。

湯道に関しては前回の「オーダーリングの作り方」でも紹介しましたが、キャスト時に溶かした金属を流し込むための道の事。
作品とは直接関係の無い部分なので、基本的には最初に削り取ってしまいます。
↓の画像でいうと、赤い矢印の部分。
ORDERMADE MANEKINEKO37
アイテムの大きさ、形、その他諸々によって湯道の位置や太さが変わりますが、キャスト屋に依頼する際に自分で湯道の位置を指定する事も可能です。
(ただし、自分の指定した位置でキャストが可能か否かはキャスト屋の判断になりますし、強引に湯道をつけてキャスト失敗しても保障はされませんのでご注意を。
特にこだわりや問題がなければ、湯道の位置はキャスト屋にお任せするのがベターです)

招き猫は側面に湯道が付いていますね。
ORDERMADE MANEKINEKO39

土台となる板、そして本体の招き猫、どちらも湯道を削り取ります。
荒目の鉄鋼ヤスリで一気にギリギリまで削ってから細目または油目で周りになじませます。
場合によっては紙やすりなども使用して、出っ張っていた形跡のないように綺麗に消していきます。

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もともと湯道があった部分は完全に周りに馴染んで、湯道の存在は全くなくなりました。

 

色々と説明をしていたらぼちぼち長くなってしまったので、今回はこの辺で。
完成まではもうしばらく続きますので、引き続きお楽しみに!

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