オーダーいただいたネックレス（ペンダントトップ）の作り方紹介を進めている最中ですが、
ワックス原型も完成して次回からはキャスト後、つまりシルバーになってからの紹介、ということで、今回は一旦小休止。
先日オーダーいただいたリングの紹介をしたいと思います。
狼の足リング
狼の足をモチーフに制作したリングです。
リングの形状はボリュームのある甲丸。リングから自然に狼の足に変化していくようなイメージで制作しています。
狼の足は爪や毛の部分までリアルに表現していますが、リングとしてまとめるために指に抱きつくような可愛らしいスタイルになっています。
リング内側、足の甲の裏側になる部分には、肉球。
やはりこれがないとイヌ科とは言えませんね。
今回、ご依頼主様は女性なのですが、女性らしくリング右側面には天然ルビーをセット。
そして右側面には天然サファイアをセットしています。（暗くてわかりにくくてすみません！）
そして、リング腕中の中央部分には満月を表した18金の半球が埋め込まれています。
リングはボリュームがありますが、面取りもしっかりとされているので着け心地は良く、さらに肉球が適度に指を押すので、まさに狼の腕に抱かれているような感覚を得ることができます。
今回のリングは途中で途切れているいわゆるフリーサイズリング。
ではありますが、リングのボリュームがあるのでサイズは簡単に変わることはありません。
G-IRONでは動物モノのアクセサリーを多数作ってきました。
ラインナップにもANIMALというジャンルがあって、色々な動物を作っています。興味がありましたら見てみてください。
当然オーダーメイドでも色々と作ってきました。
例えば犬、トラ、猫、狼、うさぎ、変わったところではゾウや鳳凰なんてのもありました。
立体的でリアルなものから、プレートにシルエットのみを彫ったものまで、アイテムもジャンルも様々です。
それらの作品に関してはまた後日改めて紹介しますので、動物モノが気になる方は是非チャックしてください。
さて、今回はそんな動物モノの中でも「足のみ」というかなり変わったご依頼で、リングとのつながり、そして全体のバランスなど、少し迷う部分もありました。
さらに足の角度。
通常は脚から足の甲にかけて内側に曲がるんですが、リングの外側が甲になるので、足首の向きが通常とは逆になってしまうんですね。
なので、その辺りも出来るだけ違和感のないように長さや角度など調整しています。
結果としてリアルな造形でありながら、どこか可愛らしいイメージも持った女性のオーダーならではのリングが完成しました。
両側面の石、そしてリング腕中中央の金の月、などオーダーメイドならではのこだわりが詰まったリングとなりました。
動物モノアクセサリーの中でも、新しい表現として個人的にも非常に勉強になりました！
この度はご依頼頂きありがとうございました！
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SV925オーダーメイドリング
素材（Material）： SV925、K18、Natural ruby＆Natural sapphireφ2mm
サイズ（Size）：19号、リング幅6mm、厚み3mm
参考価格：￥55,000〜
納期:約2ヶ月
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