鋳造(キャスト)、とりわけロストワックス製法に関して前回説明しましたが、↓のワックス原型も同じ工程でシルバーになりました。
というわけで、オーダー頂いたリングの作り方を再開します。
キャスト直後の流れとしては、焼成した石膏に溶かした金属(湯)を流し込み固め、水で急冷する事で周りの石膏を除去します。
その時のキャスト上がりは真っ黒。参加しているんです。なので熱した硫酸(!)に漬ける事で表面の酸化銀を落とし、白くします。
この辺までは前回のブログで書きましたね。
画像はキャスト後、バレル研磨まで行った状態です。少し肌が荒れ気味ですが、概ね良好です。
画像の湯道はリングの内側に付いていますが、これはリングの外側が全て彫られて段差がついているため、湯道を内側に持ってくるしか無かったんですね。
通常のリングの場合、基本的にはリングの外側に湯道が付きます。
(湯道が大きく残っている場合は糸鋸でカットしてから)鉄鋼ヤスリで湯道を削り取ります。
最初は荒いヤスリで一気に削り、ギリギリまで攻めたら目の細かいヤスリ(細目、油目)で周りになじませます。
湯道を取り終わったら、いよいよ本体の仕上げに入っていくわけですが、それはまた次回ということで、本日はこの辺で。
続きをお楽しみに!
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