今日は宝石の王様、ダイアモンドに関して書いていきたいと思います。
G-IRONはどちらかというとジュエリーよりもアクセサリー、特にシルバーアクセサリーがメインなので、がっちりジュエリー専門のブランドなどと比べるとダイヤモンドを使用する機会は少ないですが、それでも例えば結婚指輪であれば当然のようにダイヤモンドを使用しますし、ゴールドやシルバーのオーダー品でもダイヤを使うこともあります。
なので、当然ダイヤモンドに関してはある程度書いておかねば、と思った次第です。
4Cとは?
まずダイヤモンドを語る上で外せないので4Cという言葉です。
4Cとは、
・CARAT「カラット」
・COLOR「カラー」
・CLARTY「クラリティ」
・CUT「カット」
の4つの単語の頭文字を取ったものです。
簡単ではありますが、一つずつ説明していきます。
CARAT「カラット」
カラットとは、宝石の重さを表す単位です。
1カラット=0.200グラムで、表示は「ct」となります。
(ちなみに、金(GOLD)の表記「k」もカラットですが、宝石のものとは違います)
通常は1/1000カラット(0.001ct)まで測定され、鑑定書に記載されます。
カラット数は重さの表記なので、ダイヤモンドの大体の大きさの目安にもなる訳です。
同じ品質のダイヤの場合、カラット数が大きいほど高価になっていきます。
(そりゃそうですよね。大きいんですから)
参考までに、大まかなサイズではありますが、1ctのダイヤモンドの場合、約6.5mmになります。
(ラウンドブリリアントカットの場合)
COLOR「カラー」
カラーとはその名の通り、ダイヤの色です。
もっとも無色のダイヤが「Dカラー」と呼ばれ、
色(通常は黄色)が増すごとにE→F→G→H→I→J・・・となって行き、最終的にZまで23段階に等級付けされます。
等級の詳細ですが、D~Hは無色で、
D(exceptional white+)
E(exceptional white)
F(rare white+)
G(rare white)
H(white)
と呼ばれ、肉眼では色が付いているのは分かりません。
以下、
IとJは(slightly tinted white)
KとL は(tinted white)、
M~Zまでは(tinted color)と呼ばれます。
ダイヤモンドは純粋な炭素の塊ですが、不純物として窒素が含まれるほど黄色味を帯びていきます。その黄色味の評価が上記の等級D-Zで表わされている訳です。
Dは(ほぼ)完璧に無色な状態、
Zにいくほど黄色味が強くなり、評価が下がっていくわけです。
つまり、値段も安くなる、というわけです。
そこで一つ不思議に思った人もいると思いますが、
なぜABCを使わないのでしょう。
それは、D以上のランクが産出される可能性が残っているからと言われています。
CLARTY「クラリティ」
クラリティとは、ダイヤの透明度のことです。
一見無色透明、純粋な固体と思いがちのダイヤモンドですが、実際には大抵のものに内包物があります。
(フローレスと呼ばれる極少数のダイヤには内包物が含まれないものもあるようです)
クラリティーのグレードは、この内包物のサイズ、位置、カラー、種類等によって決められます。
では内包物とは何でしょう。
これは、ダイヤモンドが結晶化する際に周囲にあったガーネット等の小さな結晶が取り込まれたものです。つまり、ダイヤモンド以外の鉱物というわけです。
内包物(包有鉱物と呼ばれるようです)=クラリティの等級としては以下の通りです。
・FL=Flawless(フローレス)
10倍に拡大して調べても内部、外部共に内包物を見つける事が出来ない石のことです。
またキズや割れもありません。
・IF=Internally Flawless(インターナリー・フローレス)
10倍に拡大しても内包物を見つける事が出来ない石です。ただし、外部に研磨時のキズ、割れ等が見られるものを言います。
上記2つの等級は、通常市場に出回ることがほとんど無く、かなり希少価値の高いもののようです。
続いて・・・
・VVS1(Very Very Slightly Included 1)ベリーベリースライトリー1
10倍拡大でも見えにくい微小な内包物を含む石。通常ではコチラが最高級品として扱われているようです。
同じ程度のランクで・VVS2(Very Very Slightly Included 2)があります。
ほとんど同じ程度で、ほんの少しだけ1の方が上回る、といったところでしょうか。
・VS1(Very Slightly Included 1)ベリースライトリー1
熟練の鑑定士が10倍拡大してようやく見つけることが出来る程の内包物を含んだ石。
・VS2(Very Slightly Included 1)ベリースライトリー2
熟練の鑑定士が肉眼では見えなく、10倍拡大してある程度(場所によっては)内包物が確認できる程度の石。
・SI1(Slightly Included 1)スライトリー1
熟練の鑑定士が肉眼で確認しにくく、10倍に拡大すると確認できる内包物がある程度の石。
・SI2(Slightly Included 1)スライトリー2
熟練の鑑定士が肉眼で何とか確認出来る範囲、10倍に拡大すると見えやすい内包物がある程度の石。
・I1、I2、I3
肉眼でもはっきりと分かる程度の内包物を含む石。
数が少ないほど内包物の数やサイズも少なく、I3のランクでは耐久性に問題がある場合もあります。
簡単に書くと、内包物(インクルージョン)が少ないほど高価になる、という訳です。
CUT「カット」
その名の通り石のカット、形状です。
いわゆるラウンド・ブリリアント・カット等、様々なカットがあります。
ダイヤの形状を決める大切な項目です。
ここでは、代表的なラウンド・ブリリアント・カットについて説明します。
ラウンド・ブリリアント・カットとは上から見た形は丸で、
クラウン(横から見たときに一番出ている部分(ガードル)の上半分)側に33、
パビリオン(ガードルから見て下半分)側に25、
合計58のファセット(研磨された面)を持ったカットのことです。
このカットがダイヤモンドの美しさを最大に引き出す形と言われています。
ラウンド・ブリリアント・カットの詳細、各部名称はコチラをご確認下さい。
と言うわけで、かなり長々と書いてしまいました。
ダイヤモンドはかなり奥が深く、簡単に書いただけでもこんな長くなってしまいました。
他にも色々な基準や要素があるので、興味のある人は是非調べてみてはいかがでしょうか?
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