前回からスタートしたロゴマークをプレートに落とし込んだネックレスの作り方。
今回はロゴマークですが、例えば文字を自分の名前にしたり、イニシャルやニックネームしたり、枠の形を変えたりと凡庸性の高いデザインです。
オーダーメイドアクセサリーのご依頼を検討中の方はぜひ参考にしていただきたいと思います。
今回から、本格的に造形を行なっていきます。
盛り始めたところ。
本体を溶かしながら一体化するように盛っていきます。
この時、溶かしたワックスが「紙の上にかぶる」までしっかりとワックスを盛ります。
これを一周。
かなり不恰好ですが、高さを揃えつつ足りない部分にガンガン盛っていきます。
紙の上であればどんなにはみ出しても大丈夫なので、自分が考えている以上に盛るのがポイントです。
こんな感じになりました。
この時のポイントは、側面を削る際に「直角」をしっかりと出すこと。
そして、紙の上に乗ったワックスを完璧に取ること。
カッターでカットしたり、ヤスリを使ったり、いろいろな手を尽くして直角の出た枠を仕上げます。
ちなみに、高さは約1mm。1.5mmの土台と合わせて合計2.5mmになる予定ですが、キャスト後に仕上げることを考え、多少厚めにしておくのが大事です。
その後紙を剥がしますが、これがなかなかすんなりといかないのが難しい部分なんです。
なぜかというと、可能な限り紙の上のワックスを取ったつもりでも、目に見えない部分にワックスが詰まっていたりして、簡単に紙が剥がれないんです。
なので、場所ごとに微調整をして、綺麗に紙を剥がします。
こんな感じになりました。
とにかく、土台の表面、つまりネックレスになった時の底面、燻しが入る面に手を加えないこと。
そこに手を加えてしまうと、今回のこの一見非常に手間のかかる方法の意味がなくなってしまいます。
なぜなら、底面を綺麗に仕上げるための方法だからです。
先に傷を取った面にワックスを盛って造形することで、単純に彫るよりも底面の傷や歪みが少なく仕上がり、結果として仕上がりも綺麗という訳です。
今回のように底面の面積がそれなりに広い場合は、有効な手段ですが、上記のように結構技術や経験も必要です。
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今回はとりあえず枠の部分を盛って整形しました。
上にも書いた通り、紙を剥がすのに枠の様な直線の部分でも結構苦労します。
それがカーブの多い文字部分となると、なかなかの難易度。
というわけで、次回はその文字部分を中心に進めていきます。
次回もお楽しみに!
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