長らく続けてきたオーダーいただいたアイテムの名から「メンズ シルバーアクセサリー 紹介」シリーズを続けてきましたが、
第10回の今回でいよいよ最終回となります。
最終回の今回は、前回紹介したウォッチバンド(ウォッチブレス)の兄弟分の紹介です。
早速紹介しましょう。
REVOLVE GEAR WATCH BAND 「MECHANICAL GEAR Ver.」
基本的な構造は前回のバージョン(color stone ver.)と同じですが、細部が違うので、そのあたりを中心に紹介していきましょう。
前回のウォッチバンドは全てシルバーパーツでギア(歯車)には石をセットし、全体を磨き上げ輝きを重視しましたが、こちらのバージョンは長年使い古したような無骨な雰囲気に仕上げました。
今回はコマのビスを真鍮に。前回のバージョンでは歯車に石を留めていましたが、その部分も全て真鍮をセットしています。
ちなみに、コマのビスの部分も歯車に止めたビスの部分も、このアイテムのために一から制作しています。
小さな歯車や歯車を固定するビスも真鍮製。緑青が浮き出て、いかにも使い込んだ感が堪りません。
クリップを固定したときのこの機械感が何とも言えずいい感じ。
制作した当時は全然気にしていませんでしたが、どことなくスチームパンクっぽい雰囲気もありますね。
時計本体を変えればスチームパンクとして完全に通用しそうです。
前回のバージョンと仕様は基本的に一緒で、着用した時に違和感のないようにクリップの裏側はフラットになるように設計されています。
そしてこちらはクリップの裏面。
可動部の中央には真鍮製のビス(ネジ)が付いていて、実際にこのビスでクリップを固定しています。
クリップをかしめて固定する時代はもう終わりました!
(クリップのビスドメの有効性に関してはまた改めてしっかり記事書きたいと思います!)
ちなみにビスの頭部分も今回のために一から制作。
真鍮の棒を一つ一つ削り出して制作しています。
こちらのバージョンも当然前回のバージョンと同様、target-scopeさんの別注品。
なのでコネクターの裏側にはロゴマークと、クリップの裏側にはロゴ文字が彫刻されています。
着用イメージ。
単体で見るとかなりゴツ目なのですが、着用すると意外なほどすっきり見えるのが不思議なところ。
そして裏側のクリップやポストの部分は相変わらずいい感じw
前回のcolor stone ver.はジュエリーのように磨き上げ、カラーストーンを留めることでかなり華やかな印象でしたが、今回のMECHANICAL GEAR Ver.は長い間使い込まれた鉄製品のような印象を与えてくれます。
仕上げには数種類のブラシや特殊なリューターポイントを使用し、絶妙な使用感に仕上げました。
燻しに関しても一度ではなく、場所によって燻す回数や厚み(濃さ)を変えて、複雑な表情を出しています。
そしてコネクター、クリップ、そしてポスト部分のギアは当然回ります。
前回のバージョンと比較すると、かなり印象が違いますね。
基本は同じものでも、石を真鍮にしたり、仕上げを変えるだけでこれだけ違いが出せる、という良い例になるかと思います。
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こちらのウォッチバンドもcolor stone ver.と同様に、target-scopeさんで購入可能です。
とはいえ、受注生産で、しかも全く同じバージョンではなく、お客様それぞれの好みを反映させるカスタムオーダーとして制作します。
例えば石をすべて同じカラーにするだけでも印象は変わります。使用した石は合成石(ジルコニア)ですが、もちろん天然石でも良いですし、素材をゴールドやプラチナにする、なんてのもアリです。
場所によって仕上げを変えたり、コマごとに地金を変える、なんてのも面白いですね。
お客様がお持ちの時計に合わせてコネクタリンクを調整しますので、サイズもドンピシャで制作可能です。
気になる方は是非target-scopeさんにお問い合わせください!
e-mail : info@target-scope.com
blog : http://target-scope.seesaa.net
facebook : https://www.facebook.com/targetscope925
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前回、今回とオーダーいただいたウォッチバンドを紹介しましたが、これにてメンズシルバーアクセサリー紹介を終了とさせていただきます。
(また気が向いたら書くかもしれませんがw)
とにかく、ごつくて重い、そして無骨 - なだけでなく、時には繊細で細かなところもあって、そしてどの作品もインパクト抜群。
そんなアクセサリーは作っていてもとても楽しいですし、何より個人的にそういった方向が好きなので、今回長々と紹介してきました。
クリスマスまであと3ヶ月を切り、オーダーメイドアクセサリーを考えるならそろそろ本格的に動き始めた方が良い時期です。
焦る必要はありませんが、あまりギリギリになると納期が厳しくなってきますので、是非時間に余裕をもってご相談ください。
自分のために、そして彼氏や旦那さんのために、ゴツめのアクセサリーを贈る、というのも検討してみてはいかがでしょうか!
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