前回、前々回に引き続き、オーダーいただいたペアアクセサリーの紹介をしていきましょう。
リング、ネックレス・ペンダントの他にも紹介したいアイテムはありますが、やはりオーダーが多いのはリングとネックレス。
なのでまずはそれらから紹介したいと思いますが、ペアリングの場合、前提としてお互いのリングサイズが分かっていないと製作できません。(フリーサイズのリングにする方法もありますが)
ブレスレットやバングルも同様に腕周りのサイズが分かっていないとちょうど良いものは作れませんし、
ピアスの場合はピアスホールが開いている、または開ける必要があります。
ですので、ネックレス・ペンダントというのは最もオーダーしやすいアイテムと言えるでしょう。
また、上記のアイテムのようにサイズを調べる必要もないので、サプライズのプレゼントとしても最適です。
というわけで、今回はペアネックレスのご紹介第2弾です。
オーダーメイド ペアネックレス編
まずはこちらから
クラウンの模様をつけたペアネックレス
中央にクラウンの模様が入ったネックレストップ。
中央のクラウンは「サンドブラスト」という技法で表面に細かな傷を付けて模様を描いています。
ちなみにサンドブラストとは、その名の通り砂を高圧で本体にぶつけ、細かな傷を付けることで梨子地(つや消し)仕上げにする方法。
ガラス製品などで目にされる方も多いのではないでしょうか?
さらにネックレストップの両端にはピンクゴールドのラインをはめ込んでシンプルながら特徴のあるアイテムになっています。
左右対称のアイテムで、2つが並ぶことで一つの作品になる、ペアアイテムとしてはとてもわかりやすいネックレスです。
弾丸型のペアネックレス
こちらの弾丸型のネックレストップは純銀製。SV999と表記されます。
また、チェーンはプラチナ。
通常のシルバー(SV925やSV950)では金属アレルギーが出てしまう、ということで、アレルギーの出にくい純銀のネックレストップを製作させていただきました。
「銀の弾丸」という意味もあり、純銀での製作がとても意味深いものになっています。
かなり短い納期での製作でしたので、一つ一つの特徴は特になく全く同じ仕様ではありますが、素材の珍しさからチョイスさせていただきました。
南京錠と鍵のペアネックレス
こちらはペアアイテム、と言ってもペアの部分は鍵のネックレス(ペンダントトップ)で、南京錠は男性から女性への贈り物です。
以前の記事でも少し紹介させていただいた作品ですが、錠前を彼女に送り、お互いがそれぞれ鍵を所有することで2人の切れない絆や愛を表現しています。(お互いが鍵を持っていることがポイント)
実際の南京錠が中に仕込まれていて、当然実際に仕様できます。
製作したのは周りのカバー(と言ってもカバーは外れません)と、鍵の持ち手部分ですが、デザイン、仕様ともに細部までこだわって製作したまさにオンリーワンのペアアイテムです。
DNA塩基配列ペアネックレス
こちらはかなり変わったオーダー品。
DNAの塩基配列(で合ってるのかな?)をかたどったネックレスで、それぞれが重要な役割を果たすもののようです。(全く詳しくなくて解説できません。すみません)
形状的に地金から製作する予定でしたが、玉の部分を地金からうまく表現できる方法が当時見つからず、ワックスから製作したことを覚えています。
科学を生業にするご依頼主様からのある意味マニアック(失礼ですねすみません)なご依頼でした。
18金とオニキスのペアネックレス
こちらは18金の枠の中にオニキスの板をはめ込んだネックレストップ。
メンズとレディースでサイズが違うため、どちらも原型から製作しています。
オニキスは特注のサイズで、こちらもそれぞれのサイズに合うように加工。
18金という素材もさることながら、金属と石のカラーのコントラストがかなり高級感を演出している一品です。
千住札風ペアネックレス
打って変わってこちらは和風な作品。
千住札風の文字を彫り込んだネックレストップです。
ただ一般の千住札と違うところはバチカンが四角かったり、角が落とされていたり、周りの枠と文字が重なっていただり、和風ではありながら「昔ながら」というよりは全体的にはモダンなイメージのアイテムになりました。
裏面には家紋が彫ってあり、どちらの面を正面にしても着用可能。
チェーンよりも紐を通して使うのが個人的には良いと思います。
ハート型のペアネックレス
今回最後に紹介するのは、ハートと文字を組み合わせたようなオリジナルシェイプのネックレストップ。
画像からも分かる通り、メンズには無数の石がセットされています。
レディースのサイズが約20mm×20mmなのに対し、メンズは約50mm50×mmというビッグサイズ。
セットされたキュービックジルコニアはφ1.5mmで、なんと326pcsという怖しい数が留まっています。
同じデザインで確かにペアアイテムではありますが、ここまで来ると同じものなのか?という疑問も沸いてきます。
ですが、これだけ(サイズ的に)大きく違うアイテムを制作できるのもオーダーメイドならではと言えるでしょう。
ペアのアイテムを依頼するとして「どちらがメインで欲しいのか」なども考えてみると、案外こんな結果になるのかもしれません。
さて、だいぶ長くなってしまいましたが、今回はこの辺で終了としましょう。
最初に書いた通り、他にもペアでご依頼頂いたアクセサリーやジュエリーはまだ多くありますので、また紹介させていただきます。
ペアでのオーダーメイドをご検討中の方、または興味があるという方、是非参考にしてみてください!
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