前々回の記事でクリスマスに向けてそろそろ準備を始めましょう、的な事を書きましたが、クリスマスといえば、多いのがペアのアイテムのオーダーです。
クリスマスに限らずペアでのオーダーはありますが、この時期が一年で最も多いので、この機会にペアでご依頼頂いたオーダーメイドアクセサリーを紹介しましょう。
クリスマスに向けてオーダーメイドをご検討中の皆様、是非参考にしてみてください。
(ちなみに、結婚指輪は今回除きます)
オーダーいただいたペアアクセサリー・ジュエリーのご紹介
ペアアイテムと言ってもリング、ネックレス、ピアス、ブレスレット、その他諸々色々とありますが、やはり多いのがリングとネックレス(ペンダント)。
というわけで、今回はリング編ということで紹介していきたいと思います。
オーダーメイド ペアリング編
過去にオーダーいただいたペアリングの中から抜粋して紹介します。
名彫りペアリング
ボリュームのあるシンプルな平打ちリングに、クロムハーツに代表されるされるようなゴシックな雰囲気の文字を彫った「the・シルバーアクセサリー」とも言えるようなペアリング。
お互いの名前を彫ったとてもわかりやすいペアアイテムではありますが、字体や厚みなどで一見名前が彫られているとは分からず、普段遣いにとても活躍するリングです。
八角形の側面槌目ペアリング
リング外周の形状が八角形のペアリング。
リングの側面は槌目風の加工を施し、側面の磨き上げた表情とのコントラストが楽しい作品です。
お互いのイニシャルをリングの腕中(内側)に彫り、レディースのトップにはキュービックジルコニアをセットしています。
キュービックジルコニアは正面から見るとテンションリングのように見えるよう、土台の部分を出来るだけ薄く目立たないように加工しています。
王冠とティアラのペアリング
メンズにはオニキスと王冠、レディースには同じくオニキスとティアラという組み合わせのペアリング。
ご依頼主様のご要望で、漬け心地を良くするため、リング腕中には裏抜きをしていません。
そのため、オニキスをセットした後正面の「蓋部分」と一緒に上下左右の爪を倒すことで固定しています。
リングの側面にはお互いの名前を彫っていますが、ゴシックながらハートが多用されたとても可愛らしい字体で、とても存在感があります。
リングサイズは19号と7号。
特にレディースのリングは細かな部分も多く、なかなか苦労したことを覚えています。
シルバーとゴールドのペアリング
ペアリングと言っても、男女のものとは限りません。
例えばコンビで、チームで、男性同士のペアアイテムという場合ももちろんあります。
こちらのリングはそんな一品で、ゴールドとシルバーのペアリングになります。
正面が八角形になっている印台リングと中央のコイン状のパーツを別々に製作し、それぞれ複製用の型を作ってからキャスト。
正面のコイン状のパーツはシルバーと18金で製作し、それぞれロウ付け後に仕上げています。
リングはどちらもシルバーで、ゴールドは18金メッキを施しています。
クロスモチーフのペアリング
どちらもクロスを中心に配置したリングですが、一見するとペアリングとは見えません。
ですがクロスの縦横比やクロスの部分をシルバーで仕上げるなど、様々な部分でペアリングという点をアピールしています。
また、リング腕中にはハートの模様が分割されて彫られていて、リングを重ねた時に一つのハートになるように加工しています。
メンズはクロス部分は磨いて周りを梨子地にしてブラックメッキ。
レディースはクロス部分を梨子地(つや消し仕上げ)で周りは磨き上げピンクゴールドメッキ。
クロスの中央にはφ2.5mmのサファイアをセットしています。
リングの厚み、それぞれの幅、梨子地の有無など、様々な場所までとてもこだわった作品です。
今回は5点紹介させていただきました。
リングに限らずペアアイテムはまだまだありますので、また紹介します。
気になる方は是非次回もチェックしてください!
=====================
オーダーの流れ・注意点に関して→ ABOUT
過去のオーダー作品はこちら → WORKS
お問い合わせはこちら → CONTACT
=====================