前回までで伸ばしたシルバーを曲げてバングルの形に加工。
その後スリットの部分を丸く削り、全体の歪み調整も兼ねて傷を揃えていきました。
今回で完成まで進めていきますので、最後までお付き合いください!
太さ、形状、そして超硬など様々。
今回のヘラがけの目的は、磨きの為(だけ)で無く、金属の表面を擦って潰す事による「表面硬化」を狙ったものが大きいです。
例えばピアスのポストや細いリングなどはいくら金属といえども柔らかく、簡単に曲がってしまいます。
そこで、そういった細い部分をヘラがけすることで締めて、硬くするんです。
今回のバングルも同じ原理で、太さはそれなりにあっても全長としては長いので、強引に力を入れると簡単に曲がってしまいます。
なので、ヘラがけで出来るだけ硬く締めて、簡単に曲がることの無い様にしているんです。
全体をシッカリとヘラがけしたら、元の状態と比べると結構硬くなっているのが分かります。
バングルの側面は表面を荒らした様な、岩の様なイメージ。
このランダムな荒さが正面の磨き上げた輝きと良い意味でギャップをもたらして、作品に良い緊張感を生むのではないか、という想像から作業しましたが、予想以上に面白い雰囲気。
この荒れた面だけでは微妙な感じですが、磨き上げた部分と同居することでとても良い雰囲気になります。
ちなみに、作業としては実は簡単。
サークルカッターを始めとした切削系のリューターポイントを使って、全体の雰囲気を見つつ荒目に削っていきます。
仮磨きが終わった状態。
この時点で正面と側面に既になかなか良いコントラストが出ていますね(自画自賛)
この後ご依頼のあった刻印をある場所に打刻。ある文字を手打ちで打ちました(完成品でご紹介します)
=====================
オーダーの流れ・注意点に関して→ ABOUT
過去のオーダー作品はこちら → WORKS
お問い合わせはこちら → CONTACT
=====================
その他
オーダーメイド18金ジュエリー、アクセサリー紹介2023
FacebookTwitterGooglePinterestTumbl 続きを読む…