G-IRONは今年で10周年。
今まで様々なオーダーメイドアクセサリーを製作してきました。
少し前に計算したら合計で約500件ほど。それなりに長くやっているといつの間にか数も増えるもんですね。
(複数個の製作を覗いて)一つとして同じ物は無いので、どのアイテムにも思い出があります。
その中でも特に特徴的で印象に残っているアイテムを今後色々な形で紹介していきたいと思っています。
オーダーメイドってこんなに自由だよ、って事を少しでも理解して頂ければ幸いです。
そしてオーダーをご検討中の皆様の参考になれば尚嬉しいです。
今回はオーダー頂いたネックレスの中でも特に縁起の良さそうなアイテムを紹介しましょう。
招き猫のペンダントトップ
見るからに縁起の良さそうな2体の招き猫をペンダントにしました。
かなり立体的に仕上げた招き猫がペンダントトップの枠の中から飛び出るような形で収まっています。
普通の招き猫と違う点は、「小判を持っていない」事。
ご依頼主様のご要望で、小判を持たない招き猫の製作でしたが、下に下げた手がスッと良い形に収まり、厚みも抑えられたので作品としてのバランスも良く、結果として良かったかなと。
側面から見るとこんな感じ↓
全体の厚みはある程度抑えつつ、かなり立体感を出しています。
また、ドッグタグのような形状の後ろの板の下を出っぱらせて招き猫を乗せることで、どっしりとした安定感のある招き猫の雰囲気を出しています。
特徴は幾つかありますが、このペンダントトップで特に印象に残っているのは招き猫の「目」です。
特に大きい方の猫は白目をしっかりと残したまま、黒目の中にも光の点を入れる形になっていて、目力がなかなかあります。
この作品より以前は目全体、または黒目のみを彫り燻していたので、ある意味で「生気のない」顔のものばかりでした。
ところが、黒目の中に光を一つ入れただけで、まるっきり印象が変わり、とても生き生きとした表情になるではないですか。
これは自分としてはかなりの衝撃で、この作品以降黒目の中に光を入れる、という技法を割と頻繁に使用するようになりました。
裏面はこちら↓
「豪」の文字を筆書きのような書体で。
かなり迫力のある裏面となりました。
この作品、上で説明した「目」以外にも実は色々な技法を使用して作っているんです。
それが一体どういった方法なのか、気になる方もいることでしょう。
というわけで、次回からはこの招き猫のペンダントトップの作り方を紹介していきたいと思います!
乞うご期待!
ですがその前に、この作品は新しいアイデア等を色々と試す事もできましたし、何よりご依頼を頂いてからのデザイン制作、そして実際の制作ととても楽しく制作したことを覚えています。
個人的にも招き猫は好きなモチーフですし、そういった意味でも印象に残った作品です。
という訳で改めて、オーダー頂きありがとうございました!
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SV925招き猫ペンダントトップ
素材(Material): SV925
サイズ(Size):縦30×横25mm、厚み8mm(本体のみ)、バチカンを含めた縦幅役36mm
参考価格:¥65,000〜
納期:約2ヶ月
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※タイトルについて、ペンダントトップの紹介じゃないか!と思った方もいるかと思いますが、ペンダントもペンダントトップもネックレス(首回りを飾るもの)という大枠の中の一ジャンル、ということで、タイトルは全てネックレスで統一させていただきます。
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