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ここのところシンプルめなオーダー品の紹介が多かったのですが、今回は久しぶりにかなりパンチの効いたアイテムのご紹介となります。
今回紹介するアイテムは以前龍のピアスなを製作させて頂いたお客様からのご依頼でした。
ここ数年は常連さんやリピーターの方からのご依頼もかなり多く、本当にありがたい限りです。
さて、早速紹介しましょう!
オーダーメイド 18金 龍のブレスレットパーツ
18金はここ1〜2年シルバーと同じか少し多いくらいご依頼をいただきますが、今回はその中でもトップクラスにこだわりぬいたアイテムです。
見たまま龍!ですね。
これが一体何なのか?という答えの前に、もう少しいろいろな角度から見て見ましょう。
龍の顔部分と尻尾部分を別々に製作しています。龍の目にはダイヤモンドをセット。
裏面はこんな感じ。この角度から見ると、今回のアイテムの特徴がわかりやすいかもしれません。
今回のこの龍の頭、口が開きます。
そして、尻尾を噛むようになっています。
ブレスレットやウォレットチェーンのクリップと同様に内部にスプリングを仕込み、口が閉じるようになっています。
竜頭クリップとでも言いましょうか。
ちなみにこちらが稼働動画。
これで口を開き、尻尾を噛ませる、という訳です。
素材は18金イエローゴールド。アクセサリーやジュエリーで一般的に使用される18金です。
(金の表記、純度、カラー等についてはこちらに詳しく書いていますので気になる方はチェック!)
ですが、クリップの軸になっている部分は強度を考慮して10金を使用しています。
さて、では今回のアイテムがどのように使われるのか、その答えを発表しましょう。
こちらが完成品です!
最終的な組み立てはご依頼主様本人が行いましたので、完成品の画像を送っていただきました。
これはブレスレットのパーツだったんです。
このブレスレットの本体、というかコマの部分は実は蛇の骨。
私も初めて見た時は驚きましたが、実物の蛇の骨格を加工してブレスレットにしているんです。
余談ですが、実物を見てみるとその精巧さというか、骨格のピタリと合う感じに驚きます。
とても複雑な形で、一つ一つは微妙に形が違うのに、それぞれの噛み合わせがピッタリなんです。
自然の造形の奥深さたるや。。。
実際に結構販売しているので、気になる方は「蛇の骨 ブレスレット」で検索してみてください。
脱線しましたが、この蛇の骨でできたブレスレットの両端に龍の頭と尻尾を付け、全体を龍に見立てている訳です。
この蛇の骨のブレスレットを実際に送っていただき、それに合わせて原型を製作したので、サイズや形状などがぴったりと合っているんですね。
龍の鱗はもちろん、毛まで細かく彫り込んでいます。
(そもそも実在しない龍というモチーフなのでリアルな龍という表現もおかしいですが)単純にリアルというわけではなく、アクセサリーとして当然付け心地なども考慮して造形しています。
顎の下など一見痛そうに見えますが、これが実は全く違和感がありません。
今回のブレスレットのパーツのご相談をいただいた時、初めは果たしてどんな形で着地させるべきか?と少し悩みましたが、クリップにしたり、骨格と合わせたりと検討していく中で個人的にも完成が楽しみになっている事に気づきました。
実はそういった楽しみ(当然プレッシャーや緊張感はありますが)を味わうためにオーダーメイドというある意味効率の悪い仕事をしている訳で、ある意味で初心を思い出したというか、ルーツを再認識したというか、個人的にも感慨深い作品となりました。
迫力もボリュームも満点の、まさに一点ものとしてふさわしいオーダー品で、こちらも非常に楽しく、かつ緊張感を持って作業させていただきました!
今回もオーダーありがとうございました!
最後に今回のオーダー品のスペックを紹介して終了とさせていただきます!
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K18ブレスレットパーツ
素材(Material):K18(18金)、ダイヤモンド(0.03ct、SI)
サイズ(Size):頭31.5mm×14mm×12mm、尻尾30mm×25mm×12mm
参考価格:¥320,000〜
納期:約2ヶ月
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