オーダーメイドアクセサリーやジュエリーを作ってみたい!
そう考える人は少なくないと思いますが、実際にオーダーメイドのアクセサリーを作る、オーダーの依頼をする、というところまでたどり着く人はほんの一握りです。
それはなぜでしょう?
- やりとりが面倒そう?
- 難しそう?
- 金額が高そう?
- 納期が長そう?
色々な理由があると思います。
オーダーメイドなので、当然お店に並んでいる商品をパッと手にとって買う、というように気軽に手に入るものではありません。
実際の製作に入るまでには何度もやりとりを重ねる必要がありますし、作品の完成までにはそれなりの時間もかかりますし、
そして金額もそれなりにかかります。
つまり、面倒だし、大変なんです(笑)
ですが、それこそがオーダーメイドを依頼する醍醐味ともいえると思います。
今回は、様々な理由からオーダーの依頼を迷っている、または踏み込めずにいるあなたに、一歩踏み出すための「考え方の手助け」をしてみたいと思います。
オーダーを依頼しやすくなるためのポイント
面倒でそれなりに大変なオーダーメイドの依頼とはいえ、いくつかのポイントを抑えておけば、完成までの流れをスムーズにする事ができるので、苦では無くなりますし、時間も短縮できます。
アクセサリーに限らず、色々なオーダーメイドのアイテムを製作(依頼)出来るようになるでしょう。
最も大事なことは、「何を作りたいか」を明確にしておく事
先ずはお気軽にお問い合わせください!
と、どのブランドも(うちも含め)うたい文句のように書いていますが、果たしてどうなんでしょう?
漠然とオーダーメイドを作りたいけど、具体的に何も決まっていない状態だと問い合わせしたところでどうするか、迷ってしまいますよね。
そうなると、結局話が行ったり来たり、二転三転して実際に製作に入るまでにとても時間がかかってしまいますし、最悪の場合製作に至らず、なんとなくフェードアウトして微妙な気分になってしまう可能性もあります。
作りたいものが決まっていなかったり、とてもアバウトな状態だと、なかなか話が進まないのも事実。
そういった事態にならないためには、可能なかぎりあなたの要望を具体的にまとめておくこと。
例えば、犬のリングが作りたいとしたら、
- リングのサイズはもちろん、リングの形状、幅や厚みなどのリング自体のボリューム
- 犬の種類はもちろん、全身なのか、顔だけなのか?
- その犬をどのようにリングに組み合わせるか?
(例えば、犬のシルエットを切り抜いた板を甲丸のリングにつける、とか、幅広の印台リングの中央に犬の顔をセットする、など) - 犬はリアルなのか?可愛らしい感じなのか?
- その他石はセットする?文字など入れる?
という感じで、考えるところは色々とあります。
これらが具体的であればあるほど、イメージを伝えやすく、そして話もスムーズに進みます。
もちろん、分からない部分や決まっていない部分は「お任せで」と言う形でこちらに振るのもアリです。
ポイントは、自分の中で大事にしたいポイントを具体的に、確実にこちらに届けてください。という点。
手描きのイメージ図を書く、というのもとても有効です。
上手い下手は関係なく、例えばパーツの配置とか全体のボリューム感などを伝えるのに絵はとても分かりやすいので、イメージをスムーズに伝える事が出来るからです。
ご予算や納期が決まっている場合はしっかりと伝える事
これもデザインと通じますが、予算や納期はしっかりとお伝えいただいた方がその後のやりとりがスムーズに進みます。
例えば、ご希望のデザインがご希望のご予算では全く作れない(つまり予算としては少ない)場合、少し心苦しいですが、その点しっかりお伝えします。
「申し訳有りませんが、ご希望のデザインをご予算内で製作する事は出来ません。このくらいのデザインでしたらこのくらいの金額がかかります」といった感じ。
それを聞いてスパッと諦めるもよし、なんとか予算内に収まるようにデザイン修正するもよし、予算を頑張ってアップするもよし。
時間をかけて打ち合わせしてデザインを作り、いざ金額を見たら全然予算と合わない!なんてことになったらお互いに時間を無駄に使ってしまった事になりますし、納期に間に合わない!なんて事になったらさらに微妙な感じになってしまいますしね。
それらを防ぐため、ポイントは、デザイン製作に入る前に、出来るだけ具体的なデザインの要望と、ご予算、そして納期をしっかりと伝えておく、という事です。
妥協しない事
次のポイントは妥協しない事!これに尽きます。
打ち合わせ時、実はお互いのイメージが合致していなくて、デザイン画で確認したら全然違ってた!という事が稀にあります。
僕の文章の書き方が回りくどい(すみません。。。)のが問題の一つと分かってはいるんですが、お互いに伝えたいと努力した結果、イメージしていたものと違うデザインになってしまう、というのはある程度仕方のないことかもしれません。
そんな時に、もうめんどくさいからそれでいいです!と投げやりにならないでください。
ご希望のイメージができるまで何度でも付き合いますので、こちらに気を使わず、ぜひ細かい部分でも気になる点はお伝えください。
そして、これはデザイン制作の時だけの話ではありません。
実際のアイテム制作中に途中経過をご確認いただきますが、その際も同様です。
少しでも気になる点があれば、ぜひお伝えください。
そうすることで、自分の理想としている形に近づける事ができますし、そうやって何度もやりとりをした上でやっと出来上がったものは、手にした時なんとも言えない喜びを感じる事でしょう。
作っているこちら側としても、何度も何度もやりとりをした作品をようやく作り上げた時は感慨深いものがありますし、思い出深いものになります。
じっくり待つ、焦らない事
最後のポイントは完成を焦らない事!
これは考え方の問題ですが、待つ事もオーダーメイドを依頼する上での一つの楽しみと考えてもらえれば幸いです。
納期的にとても短いとどうしてもどこかの部分で妥協する必要が出てきますし、そうすると当然完成度という意味では下がってしまいます。
だから時間に余裕を持って依頼していただくのはとても重要。
ドキドキワクワクしながら完成までの日々を過ごす。こんな経験はなかなか出来ません。オーダーメイドならではと言えるのではないでしょうか。
安くない金額を払うわけですから、すぐに手に入れてしまっては面白くない。待つ時間も買ったと思って、楽しみましょう!
(物は考えようです!)
まとめ
長々と書いてきましたが、オーダーメイドという面倒で時間のかかる事を少しでもスムーズに進めたり、気分的な問題かもしれませんが、依頼する事が楽しくなるような考え方を書いてきました。
簡単にまとめると・・・
- 出来る限り要望を具体的に伝える(依頼する前にある程度要望がまとまっているとベスト)
- ご予算や納期が決まっている場合は早めに伝える!
- デザインや仕様を妥協しない!
- 待つことも楽しみに一つと考え、完成を焦らない!
という感じ。
オーダーメイドアクセサリーが欲しい、という場合、これらのポイントを大事に考えると、依頼するのが楽しくなるかもしれません。
オーダーを迷っている、踏み切れずにいる場合は是非参考にしてみてくださいね!
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