前回の記事でオーダーいただいた過去の作品の中で「アクセサリー以外」のアイテムを紹介しましたが、今回はその続編。
結構マニアックな記事になりますが、好きな人はかなり好きなジャンルだと思いますので、ぜひ最後までご覧ください！
アクセサリー「以外」のオーダー品
まずはこちらから紹介します。
Prayng Handsのマネークリップ
王道のモチーフ、Prayng Hands（祈りの手）をモチーフにしたマネークリップです。
Pray for…の文字と、中央上部には希望をイメージしたキュービックジルコニアをセットしています。
こちらはシルバー製のものも多くありますし、アクセサリーショップなどで販売しているので、ある意味アクセサリーと言えると思いますが、
「身を飾る」という点では少し違うのかな、ということで一応取り上げました。
実は3.11の後、このprayng handsをデザインしたTシャツを復興支援ということで製作していましたが、そのデザインを気に入っていただいたご依頼主様から、「このデザインでマネークリップを作って欲しい」というご連絡をいただき、製作させていただきました。
サイズ感はこんな感じ↓
prayng handsの彫刻してある板はワックスをキャスト。（レーザー彫刻ではなくワックスに手彫りです）
ですがマネークリップのクリップ部分はキャストで製作するのは強度や粘りの点からも良くありません。
またロウ付けもシルバーが焼き鈍しされて柔らかくなってしまい、バネ性が失われるので、できれば行いたくありません。
（バネ性を取り戻す作業はありますが）
なので、クリップ部分は地金から製作し、キャストで製作した板をかしめて固定しました。
こうすることで表面の装飾は自由にできますし、クリップとしての強度もしっかりある、ということで、何気にオススメの方法です。
例えば立体的なスカルなどを表面に持ってくることも可能ですし、「マネークリップ欲しいな〜」とご検討中の方は、是非参考にしてみてください！
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L’s TRUSTオリジナルプレート
こちらの作品はとあるアイテムに取り付けるために製作した作品。
L’s TRUSTというギター・ベースの製作、メンテナンス、その他諸々、楽器に関する業務を行なっている会社があるんです。
そのL’s TRUSTのオリジナルモデルのギターやベース、そしてオーダーギターに取り付けるためのプレートなんです。
中央の楕円の部分のみのバージョンや真鍮のバージョンなど様々製作してきましたが、どれも製作のモデル名がプレートにも彫り込まれていて、一点一点違います。
中にはこんなバージョン↓も。
ギターのボディとネックを固定するためのネックジョイントプレート。
アイデア次第でどこにでも取り付けられる、といういい例ですね。
L’s TRUSTのギターやベースを見る機会がもしあったら、このプレートにも注目してみてください！
Y.O.S.ギター工房オリジナルプレート
こちらも実は楽器関係のオーダー。
静岡にあるY.O.S.ギター工房というギター・ベースのリペア、オーダーメイド、メンテナンスやエフェクターの製作などを中心に行なっている工房で、昨今ではこちらで製作されたエフェクターが巷でかなり話題に上がっています。
そんなY.O.S.ギター工房のとあるオーダーギターのヘッド部分に装飾として入れるためのシルバープレートを製作させていただきました。
四角い部分はオーナーの名前が入っているので、画像処理しています。
で、このプレートが一体どんな感じに使われたかというと。。。
こんな感じです。うーむかっこいい！
ヘッドの一部をプレートのサイズに合うように落とし込み、はめ込むような形でネジ止めしています。
プレートの下にはPVC（塩ビ板）の赤と黒の板を挟み込む事で、コントラストの効いたとてもクールな仕上がりになっています。
上のL’s TRUSTもこのY.O.S.ギター工房もギターに付けるための「飾り」を、例えば真鍮などもう少し安価な素材もある中であえてシルバーでご依頼いただいたことに男気を感じます。
どちらも楽器業界、音楽業界で今とても話題になっているので、楽器関係に詳しい方はご存知の方も多いでしょう。
自分のギターに気になる点や変えたい部分、そしてオーダーつながりという事で、オーダーメイドギター（ベース）が気になっている方がもしいたら、ぜひどちらでも構いませんので、相談してみてはいかがでしょうか？
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実は他にもアクセサリー以外のオーダー品がいくつかあるんですが（ゴルフの時に使うマーカーとか）、残念ながら画像がパッと見つからないので、とりあえずここで終了としておきます。
また後日画像が見つかれば紹介したいと思います。
さてそんな訳で、アクセサリー「以外」のオーダー品を何点か紹介させていただきました。
アクセサリーを制作するための技術や知識は、他のものを制作する際にも当然役立ちますし、木工の技術や楽器関係の知識などはそれなりにある方だと思っています。（以前は楽器制作の学校で講師をしていたので）
なので、「こんなもの欲しいんだけど、作れる？」というものがあったら、是非お気軽にお問い合わせください！
今まで培ってきた技術、知識を総動員して、可能な限りご希望にお応えしたいと思います！
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