ウッドを使用したアクセサリーなど、少し落ち着いたアイテムの紹介が割と多かった今日この頃。
落ち着いた作品が続くとヤンチャな作品も紹介したくなるのが人情というもので、本日よりかなりヤンチャなオーダーメイドアイテムの作り方紹介をスタートしたいと思います。
そのアイテムとはこちら!
以前動物をモチーフにしたオーダーアクセサリーの紹介の時にも軽く載せましたが、根強い人気を誇る「スチームパンク(steam punk)」と狼を組み合わせた非常にオリジナリティの高いペンダントトップです。
狼本体はシルバー。そしてスチームパンク風の機械のような部分は真鍮。
こちらの作品の作り方を今回から数回に渡って紹介していきたいと思います。
今回は画像多め。
なので視覚的にどんな感じで進んでいるか理解していただけるかと。
説明はあくまでも画像の補足的な感じで進めていこうと思っています。
おそらく結構な回数になるかと思いますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
スチームパンク風狼ネックレストップの作り方
作品によって作り方は変わりますが、今回のような立体造形の作品はほとんどの場合ロストワックス、つまりキャスト製法で製作します。
キャスト製法に関しては、以前のブログでも紹介していますので、「知らない!」って人はチェックしてみてください。
キャスト製法で製作するということは、ほぼ「ワックス原型を製作する」ということとイコールと言えます。
(中にはワックス原型という形でない方法でキャストする方もいますが)
なので、今回も当然、ワックス原型の製作から始めます。
ワックス原型を製作する
今回のネックレス、はっきりと言ってしまえば、このワックス原型の製作が作業の大半を占める、と言っていいでしょう。
なので、出来るだけ分かりやすいように多めの画像で紹介していきます。
まずはワックスの用意。
これ↑がハードワックス(のブロック)。
色は個人的に好きな紫を使います。とはいえ、別に色が好みな訳ではありません。紫の硬さが個人的に使いやすい、ということです。
まずは超おおまかにノコギリで不要な部分をカット。
ノコギリとはいえ、ここではノコ刃の付いたカッター(刃先がノコギリ状になっているもの)を使います。
糸鋸で弾くよりも数倍早く、しかも目詰まりもほぼなし。
直線的にカットするのであれば、ノコ刃のカッター、オススメです。
さらにガシガシとノコギリでカット。
次は刃物。
カッター(デザインナイフ)や小刀を使って不要な部分をガシガシ切っていきます。
とりあえず不要な部分をガンガンカットしたら、リューターポイントの菊切り(サークルカッター)などを使って、おおまかな位置決め。
鼻や目、口の位置などをおおまかに彫ります。
おおまかな位置決めをしたら、細かめのリューターポイントやデザインナイフ、場合によってはスパチュラなども軽く使って、細部を少しづつ進めます。
目の位置や形、鼻の位置などが決まってきたら、その周りを削ってだんだんと形を出していきます。
さらに少しずつリアルに。
全体のバランスを意識しつつ、細部にもどんどん手を加えます。
顔自体は良い感じに進んでいますが、耳がなかったり、顔の横や後ろが削りっぱなしなので、かなり違和感があります。
狼を作っているはずなのに、犬っぽく見えない事もないし。。。
ですが大丈夫。
今はまだまだ違和感がありますが、この後の作業でしっかりと狼にしていきますよ!
という訳で今回はここまで。続きをお楽しみに!
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