前回紹介したウッド、つまり木材を組み合わせたオーダーアクセサリー、今回も紹介していきます。
前回はリングの腕部分にウッドをはめ込んだものを紹介していきましたが、今回少し違うパターンでいきます。
早速紹介しましょう。
ウッドチップをはめ込んだ平打ちリング
シンプルな平打ちリングですが、四角くくり抜いた凹みの中にウッドチップをはめ込んでいます。
リングはオーバーレイ技法で制作。
※オーバーレイとは、板を重ね合わせて模様を作り出す方法。
例えば、上の板に文字を切り抜いてもう一枚の板と貼り合わせる事で、彫ったような文字を作り出すことができます。
↓画像がオーバーレイの一例。Gの文字を切り抜いた板を別の板に貼り合わせ、くぼみを作り出し、燻す事で文字を強調しています。
そんなオーバーレイで制作した小さな窪みに合わせて木材を小さく削りだし、はめ込んでいます。
あえて段差を残してシンプルな中にも特徴のあるリングとなりました。
木材はウェンジを使用しています。
直方体のペアネックレス
メンズは木材をはめ込み、レディースは石を敷き詰めた直方体のペアネックレス。
ランダムに段差を付けたブロック状の木材をバスタブのような形のネックレストップにはめ込んでいます。
木材はウェンジのブロック。彫刻刀で一つづつ段差を彫り下げました。
レディースの方はφ2mmのラベンダージルコニアを30pcsセット。一つの爪で4つの石を抑える事で、石が敷き詰められたようにセットされています。
メンズ、レディースどちらも地金(SV950)から製作しています。
細いウッドを穴の中にセットしたペアリング
元々、「象の毛」をセットしたアフリカのリングがあり、それを象の毛の代わりにウッドで製作できないか、というご相談から始まったリングです。
元のリングは中が空洞で、その中に象の毛が通してあったのですが、強度的にかなり不安だったので、空洞にはせず、リングの穴の周りのみ彫る形にしました。
その穴の中に小さくカットしたウッドを滑り込ませるようにはめ込み、接着剤で固定。接着剤は当然正面から見えません。
木材をはめ込むための穴と強度のバランス、そしてリングに合わせてカーブさせた小さなウッドの加工と、シンプルなリングですが非常に難易度の高いリングでした。
木材はローズウッドを使用しています。
正面に木材をはめ込んだK18印台リング
リング正面は星の形を残して彫り込み、凹みの中にエボニー(黒檀)をはめ込んだ印台形のリング。
星の形に木材を切り抜くので、加工の難易度は非常に高く、なかなか苦労しました。
素材は18金で梨子地仕上げ。非常に高級感がありながら、カジュアルなイメージも持ち合わせたゴールドジュエリーとなりました。
正面に木材をはめ込んだホースシューリング
ホースシュー型のオーダーアイテム紹介の記事にも紹介したリングを再掲。
オリジナルシェイプのホースシュー(馬蹄)型のリング正面から少し出っ張るように木材を埋め込んでいます。
リングの正面から少し出っ張っていることで、仕上げの難易度が格段に上がりますが、そのおかげでとてもオリジナリティの高いアイテムとなりました。
側面やリング内側の文字とともに、まさにオーダーメイドらしいリングになりました。
木材はエボニーを使用しています。
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他にもご紹介したい特徴的なネックレスがあったんですが、画像が見つからず。。。
そのアイテムに関してはとりあえずまたの機会という事で。
前回、今回と紹介してきましたウッドを組み合わせたアクセサリー。
木材を使用する事で落ち着いた雰囲気と高級感が出ますし、どんなシーンにも違和感なく着用できます。
さらに絶対数が少ないので、他とかぶることがまず無い。
オーダーメイドということでしたら100%他の人とかぶることも無いので、オリジナリティを求める方にはかなりオススメの方法です。
オーダーメイドをご検討中の方で、「他の人とは一線を画すようなアイテムが欲しい!」とお考えの方、ぜひウッドを使用したアイテムもご検討下さい!
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