当ブログで以前オーダーメイドのマッチケースの記事を載せたところ、多くの反響をいただきました。
すべて手作業のため手間や時間がかかり、それなりに金額がかかってしまうにもかかわらず、実際にオーダーいただけるケースも多く、ご依頼いただいた皆様には非常に感謝しております。
基本的な形は同じながら、毎回少し寸法を変えたりして同じものはない様に製作していますが、今回は形自体が違うものなので紹介したいと思います。
オーダーメイドシルバーマッチケース
基本的な形は楕円をそのまま伸ばした様な「楕円注形」なのですが、今回紹介するマッチケースは上下に平らな面があります。
こんな感じ↓
今まで紹介してきたマッチケースの形状はこう↓
上下に平面があると全く違った形に見えますね。
とはいえ、平面を多く出すために両サイドのカーブも楕円のものとは半径の大きさが違うので、形が変わるのは当たり前といえば当たり前ですが。
形状以外の構造は今までのものと同じ。
外側の筒を持って内部のパーツを上に押し上げる様にスライドさせ、マッチを取り出します。
最後まで押し込むと内部のパーツと外側の筒が外れるので、マッチの補充も楽々。
きつすぎず緩すぎず、絶妙な押し加減がなかなか気持ち良いです。
(とはいえ、シルバーなのであまり何度も何度もスライドさせているとだんだんと緩くなってしまうので、少し注意が必要です)
今回はマッチを擦る部分(ストライカー)は上のフタ側に。
側面のカーブに合わせてストライカーをカットして貼り付けています。
楕円のものと比べて多少構造が複雑なので、上下の平面をどうキレイに出すか、頭をひねりました。
色々な治具、工具を駆使してなんとかキレイに仕上がったので、自分としても納得の作品となりました。
オーダーありがとうございました!!
以下はマッチケースのオーダーメイドをご検討中のあなたに向けて、注意点というかご理解いただきたい点を書いてみました。
オーダーのお問い合わせの前に、ご一読頂ければと思います。
マッチケースに関してお問い合わせいただく前に
以前の記事でマッチケースに関してと題してマッチケースに関する質問や注意点をまとめました。
マッチケースに関してお問い合わせいただく前に、上の記事を読んでいただくと打ち合わせもスムーズに進むかと思います。
金額面で引っかかる方がやはり多い様に思いますが、(何度も書いていますが)シルバーの板から全て手作業で一点一点製作しているので、どうしても手間や時間がかかり、金額もそれなりにかかってしまいます。
ちなみに、サイズ等によって多少の変動はありますが、概ね5万円程です。
シルバーの板を切って叩いて曲げてロウ付け、それを2つ。さらにそれらがタイトにスライドする様に調整する・・・。
文字で書くと簡単な様に見えますが、一つ一つの作業に手間がかかる上、ある程度の技術を必要とするので、なかなか簡単に作れるものではありません。
そういった点をご理解頂いた上で、ご納得いただければ、是非お気軽にお問い合わせいただきたいと思います!
=====================
オーダーの流れ・注意点に関して→ ABOUT
過去のオーダー作品はこちら → WORKS
お問い合わせはこちら → CONTACT
=====================