アクセサリーの製作方法による色々な違い〜その1〜

                                
2016.12.19

アクセサリーの製作方法による色々な違い〜その1〜

アクセサリー製作方法の違い
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前回の記事でインフルエンザにかかり云々、ということを書きましたが、その後も息子がマイコプラズマにかかったり、嫁が胃腸炎になったりとなかなかバタバタ&クリスマス〜年末にかけての製作の追い込みもあり、しばらくブログ放置状態でした。
皆体調も回復し、ようやく日常が戻ってきました。

製作の方は昨日で年内オーダー品のワックス原型が全て完成。
今週半ばにキャストが上がるので、それらを急ぎ仕上げてなんとかご希望の納期には間に合わせる事ができそうです。
お待ち頂いている皆様、今しばらくお待ちください!



さて、長い間クリスマスに向けてのオーダーメイドアクセサリーの参考に、ということで過去のオーダー品を紹介してきましたが、たまには少しマニアックな話をしてみたいと思います。
アクセサリーの製作方法にはいくつか種類がありますが、一体どの製作方法が良いのか?作り方による違いって何?というお話。
この場合はこの作り方、あの場合はあの作り方、一口にアクセサリーといえども、物によって作り方(手順)が変わりますので、そのあたりを掘り下げていきたいと思います。
今回は「その1」ということで、先ずはおさらい的に、アクセサリーの製作方法を少し詳しく紹介します。



アクセサリー製作方法

このサイトのABOUTにも記載していますが、アクセサリーの作り方、製作方法は大まかに分けると2つの方法です。

一つは1、地金(材料。金のアクセサリーの場合は金、銀の指輪の場合は銀)を直接加工して制作する方法
もう一つはワックスと呼ばれるロウで原型を製作し、それをキャスト(鋳造)で金属に置き換える、いわゆる2、ロストワックス製法です。

1、地金を直接加工する方法

(シルバーアクセサリーの場合は)銀の塊や、板などを叩いて伸ばして切って削って製作します。
この方法の場合、ある程度アクセサリーの元として使える状態にするために金槌で叩くのて、内部の細かな気泡(ス)が潰れ、さらに金属の組織が密になるため硬く締まり、強度的に優れます。
日本刀を作る場面をTVなどでご覧になった方も多いかと思いますが、大きな金槌で熱した鉄をガンガン叩いていますよね。
原理としてはそれと同じことを行うわけです。そうやって金属を叩いて加工する工程を「鍛金」と言います。
もちろん、ただ闇雲に叩いている訳ではありません。
設定した幅や厚み、長さになるように叩く箇所、叩き加減、そして金槌の種類などを調整します。

鍛金で鍛えた金属材料を例えばリングの場合は輪っか状に加工して、端同士をロウ付けします。
ペンダントの場合はバチカンなどを取り付けます。
当然途中で切ったり削ったり、磨いたりしながら目的の形状に近づけていきます。

例えばこんな作品。
ORDERMADE BANGLE1_11
こちらはバングルですが、銀の塊を叩いて伸ばして曲げて削って作ったもの。

他にも・・・
BIRD TOP
こちらは0.5mm厚の銀版を切り抜いて製作したペンダントトップ。
こういった薄いアイテムはワックスでの製作は向きません。

さらには・・・
シルバーマッチケース2
少し前の記事で紹介したマッチケースも地金からの製作。
地金の板を曲げてロウ付けして、という形で製作しています。

基本的にはシンプルで装飾のあまりないものを作る際に用います。

2、ロストワックス製法

このブログでも色々なアクセサリーの作り方を順を追って紹介していますが、1の地金からの製作とは違い、まず最初に加工するのが地金ではなく、ワックスと呼ばれるロウなんです。
このワックスを切って削って、時には溶かして盛って、仕上がりと同じ形に成形します。
そうして完成した「ワックス原型」を鋳造(キャスト)という工程で金属に置き換える訳です。
キャストの具体的な方法はこちらの動画をご覧ください。

アイテムとしては、やはり地金から直接製作するのは難しいデザインをのものがメインになります。
例えば・・・
リング8
こういった細かな細工の入ったリングや・・・
ペアネックレス5
全体に立体的なペンダントトップ
などは地金を削って製作するのはとても難しいですよね。

そんな風に、製作したいアイテムによって作り方を決めていく訳です。

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今回はおさらいという事で、アクセサリーの製作方法に関して改めて紹介しました。
次回はもう少しディープに、それぞれの作り方の違いに関して突っ込んで説明していきたいと思います。

(興味のある方は)次回もお楽しみに!

 

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