オーダーメイド ホースシュー ネックレスの作り方〜その5〜

                                
2016.08.09

オーダーメイド ホースシュー ネックレスの作り方〜その5〜

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少し間が空いてしまいました。お待たせしてすみません。

早速オーダーいただいたホースシュー、つまり馬蹄型のネックレスの作り方、進めていきましょう。

前回本体とバチカンをつなぎ、いよいよアイテムとして一体化しました。
今回で仕上げ〜完成まで進めたいと思います。

Horseshoe PendantTop1_14
ロウ付けの終わったネックレスがこちら↑。
このあと酸洗をして、いよいよ仕上げに入ります。

細かく整えた傷を磨いていく

酸洗い後、全体の様子をよくチェックします。
必要に応じて紙やすり(ロールペーパー)の細かな番手で傷を整える場合もありますが、今回は特にその作業は無し。
ですが、バチカンのロウ付けした箇所はロウが多少残っているので、その部分のみ綺麗に削って周りと馴染ませます。

それから、シリコンポイントの荒目の物やブラシ状の研磨ディスクなどを駆使して、可能な限り全体のペーパーキズを消していきます。
Horseshoe PendantTop1_15
まだまだ鈍い光ではありますが、全体に傷が細くなり、光ってきています。

さらにポイントを細かいものに変えて、光らせていきます。
ポイントが入らないような細かな部分はヘラがけ。とにかく手の付いていない場所がないようによくチェックしつつ丁寧に進めます。

ちなみに、画像はありませんが、表面がある程度進んだら、裏面も同様に進めます。
ただし、裏面は平面なので、作業工程は全く別。

以前の記事でも軽く触れたことがありますが、裏面は「炭研ぎ」をして、全体の傷を整えつつ、平面も崩さないように進めます。
表面の傷取り、そして裏面の炭研ぎが終わったら、裏面に刻印を打刻。

オーダーメイドの場合、基本的には金種と純度の刻印のみを打刻します。
例えば「K18」とか、「SILVER」「925」とか、「Pt900」などです。
G-IRONのロゴ刻印ももちろんありますが、通常のラインナップにのみ使用し、オーダーメイドの場合は基本的に使用しません。
「G-IRONの刻印も入れて欲しい」というご希望がある場合のみ入れさせていただきます。
(中には誰が作ったかの証明としてG-IRONのロゴを入れて欲しい、という奇特なご依頼主様もいるんです(笑))

刻印を打ち終えたら、燻しに入ります。

燻し加工

燻しに関しては既に以前の記事でも色々と書いていますので、割愛させていただきますが、昨今、G-IRONではほとんどの作品は「銀黒」で燻すようになりました。
まず以前使用していた610ハップ(ムトーハップ)が生産中止になってしまった事。
このムトーハップは入浴剤なんですが、硫黄成分が非常に濃く、シルバーを燻すには最適なものだったんです。
ですが、数年前に残念な事に生産中止になってしまい、ほぼ在庫も無い状態で、その当時並行して使用していた銀黒をメインに使用する事になりました。

銀黒は塗っただけで瞬時に燻す事ができる「謎の液体」なんですが、はっきり言ってとても便利です。
本当に患部に少し塗ると一気に燻され、今までのように燻し液を温めたり漬けたりする必要もなく、とても時間短縮になります。
ですが、一気に燻せる、ということは、剥がれやすいということでもあり、その点がネックでメインでは使用していなかったのですが、そこは少し方法を考えて、一度に厚く塗るよりは2回に分けて薄く塗る「イメージ」で剥がれにくい燻し層を作れる事になりました。

そういった経緯もあり、現在ではほとんどの作品に銀黒を使用しています。
ちなみにこちら↓が銀黒。
銀黒
ULTIMATE BLACK。うさんくさいパッケージですね(笑)

さて、そんなわけで実際に燻したアイテムがこちら!
Horseshoe PendantTop1_16
基本的には磨いた後に残る燻しの事を考えて必要な部分だけに塗りますが、今回は燻しがかなり細かな部分にも残るので、結局全体的に燻す事に。

そしてこの後、シリコンポイントの細い目や研磨ディスクの細かな目のものをうまく使って不要な燻しを剥がしつつ最終の傷取りを行い、最後にバフがけを行います。

バフ磨き

バフがけは最終仕上げということで、ポイントはバフに入る前にどれだけ丁寧に傷取りできているか。だと思います。

バフで強引に傷を消す場合もあるにはあるのですが、デザインによっては垂れてしまったり、ラインが崩れたりしてしまうので、あまりお勧めしません。
とは言いながら、裏面に関しては実は結構粗めのコンパウンドを使って一気に傷を消しているんですが。
結局物は使いよう、ということでしょうかね。

ただひとつ言えることは、あまりダラダラと当てないように、スパッとバフがけは終わりたいものです。そのための準備はできるだけ丁寧にしていきましょう、ということですね。
Horseshoe PendantTop1_18

そうしてバフがけを行い、完璧に傷がなくなり鏡面になったら、磨き作業は終了。

最後にコンパウンドの粉や汚れをきれいに除去して、いよいよ作品の完成となりました!

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メインはあくまでもトップページの動画なので、それの補助的な意味で書き始めましたが、結局長くなってしまいましたね。。。
サクッと終わらせるつもりだったんですが。。。

まあとりあえず完成までこぎつけたので、次回、作品自体の紹介を行って今回のアイテム紹介を終わりたいと思います。

というわけで、次回もお楽しみに!

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